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銀のクツ。

それが「行方知レズ」というバンドを知るきっかけとなった曲でした。詳細は思い出せないのですが、何かのオムニバスアルバムに収録されていたんですよね。

2000年前後はINDIES MAGAZINEなどを筆頭に、音楽雑誌にオムニバスCDが付いていることが多く。お金の無かったぼくはそのCDで新しいバンドを発掘していました。たぶんその中で見つけたんじゃないかなと思います。

しゃがれ声でガナリ立てる荒々しいボーカルと妙にリアリティのある音楽は、超えてはいけないボーダーのギリギリ攻めているようで中学生だったぼくにはとても魅力的でした。聴いているだけで何かいけないことをしているような不思議な気持ちにさえさせられ、すぐに行方知レズの虜になったのです。それこそ、ワクワクした気持ちを今でも思い出せるくらいに。

全国各地で1年間に100本以上のライブを行う程アグレッシッブに活動をされていましたが、徐々にライブの数が減り、ライブ自体やらない時期もありました。しかし、嬉しいことに2017年に入りまたライブ回数が増えているのです。

Yellow Studsのボーカル野村太一さんも敬愛し、ヒーローと表現しているバンド「行方知レズ」。3rdアルバム「カウリスマキ」を紹介しますので気になった方は是非ライブに足を運んでみてくださいね。

 

「カウリスマキ」導入動画

カウリスマキの中から、冒頭でも話をした銀のクツを紹介します。ザクザクとしたガレージロックにぴったり乗るガナリ立てるようなボーカルと、アダルトなホーンサウンドが世界観を創り出しています。

 

行方知レズとは

メンバー

カウリスマキリリース時は以下メンバーで活動をされていました。

  • 戸山マサキさん (ボーカル)
  • 池田ナルヒサさん (ギター)
  • 青木カラさん (トランペット)
  • 宮崎タカコさん (トロンボーン)
  • 太田ナオヤさん (ベース)
  • 石田クニヒトさん (ドラム)

 

行方知レズ概要

行方知レズは1996年に結成されたロックバンドです。下北沢を拠点に活動しています。1999年に1stアルバム「行方知レズ」をリリースし、そのオリジナリティの高い楽曲からインディーズシーンで注目を集めました。スカやジャズやパンクやブルース、昭和歌謡などの影響を感じるザクザクとしたガレージロックにホーンセクションを配することで創られる世界観は、武骨かつ繊細であり一度聴いたら忘れられない生々しさと強烈なインパクトを有します。

そして、全て日本語で表現される歌詞には、物悲しさや世の中への皮肉と希望そしてそれを全て包み込むユーモアが詰まっています。説得力のある歌声で届けられる言葉達は聴く人の耳と心の中に残り、切なく響き渡ります。乱暴だけど実は優しい、そんな寅さんのようなバンドです。

2005年までにアルバムを5枚リリースし、5thアルバムとなる「モントレイユ」は全曲フランスでレコーディングされるなど話題となりました。サウンドや心の奥底への響き方。バンドが持つ芯の部分はYellow Studsととても近い気がします。Yellow Studsを初めて聴いたときに感じた衝撃の原点は行方知レズなのかもしれません。

 

カウリスマキについて

カウリスマキは2002年にリリースされた、行方知レズの3rdアルバムです。このタイトルを見ただけで、ニヤっとする方もいるのではないでしょうか。「過去のない男」でカンヌ国際映画祭グランプリを獲得した映画監督「アキ・カウリスマキ」から来ています。戸山マサキさん(Vo.)がこの監督の映画の世界観が好きだと話されていました。

収録されている曲達も短編映画のように表現されているものが多く、つい聞き入ってしまいます。後期の作品に比べると荒削りな印象もありますが、個人的にはその荒削りさが本作品の世界観に生々しい体温を与えているように感じます。今回はアルバムの中から2曲紹介していこうと思います。

 

2曲目「パンカーパレス」

まるでキャバレーミュージックのようなホーンパートから始まる本曲は、どこか懐かしい昭和の香りとロックが混ざった名曲となっています。

 

6曲目「イカレタ世界」

2ndアルバムのタイトル曲にもなっている行方知レズの代表的な曲であり、3rdアルバムにも収録されております。

「このイカレタ世界は どうしようもなく美しく すばらしすぎて ぶっこわれればいい」という歌詞がこの曲を見事に表しています。ミッシェルガンエレファントの「世界の終わり」にも近いようでまた違う行方知レズのオリジナリティが詰まった1曲です。

▼収録曲一覧

1. 銀のクツ
2. バンカーパレス
3. PKB
4. ジャンプ21
5. 青い月と太陽
6. イカレタ世界
7. パンタグラフ
8. 街で一番の天才(inst)
9. B2階段
10. 194E
11. キンクマ

 

行方知レズ オフィシャルサイト

オフィシャルホームページはこちら

オフィシャルTwitterはこちら

 

まとめ

ボーカル戸山さんが創り出す、短編映画のような行方知レズの曲達。体温を感じるその音楽には聴く人の心を叩き、震わせる力が存在します。

たまには映画の代わりにライブハウスへ行ってみるのもいいのではないでしょうか?

Yellow Studsが好きな方は是非チェックしてみてください。

 

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