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日本の各種フェスだけでなく、アメリカの「OZZ FEST」やイギリスの「ダウンロードフェスティバル」などに参加し、世界に衝撃を与えたモンスターバンド 「THE MAD CAPSULE MARKETS」。シンセサイザーやサンプラーで作成されたフレーズを生演奏と完全に同期させた、日本におけるデジタルロックの先駆者だ。

解散は2006年だから、既に11年の時間が経っている。今の小学生の大半は、THE MAD CAPSULE MARKETSの存在しない世界を生きていることになる。もしかしたら、今の高校生ですらTHE MAD CAPSULE MARKETSの存在を知らない人が多いかもしれない。

邦楽ロックシーンが盛り上がりを見せている現在、時間が経てば過去のモノになるのは仕方ない・・・。仕方がないのだが、やはりなんか悲しい。

だから、日本には世界で活躍できるこんなに凄いバンドがいたんだという事を、THE MAD CAPSULE MARKETSの8thアルバムである「OSC-DIS」を紹介しながら訴えていこうと思う。

 

「OSC-DIS」 導入動画

OSC-DISの中から「GOOD GIRL」を紹介。元サッカー日本代表の中田英寿が出演したCMの主題歌にも使用されて話題になった。CMで使用されていたのは、本曲の明るい部分のみだったので曲の全容を聴いて驚いた人も多かったと思う。

ってか、このCM17年くらい前だって。今の高校生ほとんど産まれてないね・・・。

 

THE MAD CAPSULE MARKETS について

メンバー

結成当初は4人構成だったが、メンバーチェンジを経て3人+サポートメンバー(Gt,)で活動をしていた。(L→R)
※今回は、OSC-DISリリース時にギターとして参加していたTORUxxxさんも紹介。

  • MOTOKATSU MIYAGAMIさん(Dr.)
  • KYONOさん (Vo.)
  • TAKESHI UEDAさん (Ba.  / Vo. / プログラミング / シンセサイザー )
  • TORUxxxさん (Gt. / サポートメンバー)

THE MAD CAPSULE MARKETS 解散後各メンバーはそれぞれのプロジェクトやバンドで活躍しているので、そのいくつかを紹介しようと思う。

まず、KYONO (Vo.)さんは「WAGDUG FUTURISTIC UNITY」というプロジェクトで活動中である、Hi-STANDARD主催のAIR JAM2011に参加するなど精力的に活動中。

▼WAGDUG FUTURISTIC UNITY – HAKAI

 

AKESHI UEDAさん (Ba.  / Vo. / プログラミング / シンセサイザー )は「AA=」名義で活動している。AA=と0.8秒の衝撃。によるコラボ曲「→MIRAI→(ポストミライ)」はモード学園のCMで使用されたことで話題となった。

▼AA= – →MIRAI→(ポストミライ

▼0.8秒と衝撃。の記事はこちら。

 

そして個人的にはここからが本題!!メンバーではなくサポートギターメンバーである、TORUxxxさん (Gt.)が組んでいたハードコアバンド「UNDOWN」がマジでダサカッコイイ! ジェロニモやUPHOLDで活躍していた方が在籍しているので、各々のキャリアに裏打ちされた超ストレートなハードコア・サウンドを聴かせてくれるのだが、良い意味で適当というか遊びすぎというか、緩いというか・・・。正直、どこまで本気で、どこまでがお遊びなのか分からないが、本物だからこそできるハードコアの遊び方がそこにはある。

2ndアルバム「UNDOWN2」にはTHE MAD CAPSULE MARKETS の「010」というアルバムの1曲目である「Introduction 010」をパロった「Introduction 002」という曲が収録されている。2曲程紹介するが、MVもゆるゆる。正直に言うとMADよりもUNDOWNを紹介したい気持ちが強かったりする。

▼UNDOWN – エヴリー・スタイル・ドン・キホーテ、ドン、ドン、ドン・キホーテ

▼UNDOWN – 3・3・7ビッチ

 

THE MAD CAPSULE MARKETS 概要

THE MAD CAPSULE MARKETSは1985年~2006年まで活動した、日本を代表するモンスターバンドである。日本におけるラップロック(ミクスチャーロック)の先駆者であると同時に、シンセサイザーやサンプラーで作成されたフレーズを生演奏と完全に同期させるというデジタルロックの先駆者でもある。常にシーンの最前線を走る彼らが日本のロックシーンに与えた影響は計り知れない。

海外でのライブ活動やCDリリースも積極的に行っており、フォロアーもとても多い。イギリスのダウンロードフェスティバエルなど数多くのフェスに出演し、ヘッドライナーを務めている。こんなにも世界で暴れられるバンドはあまりいない。世界規模でみてもTHE MAD CAPSULE MARKETSの音楽は前衛的だったのだ。

デジタルロックの先駆者としてのイメージが強いが、元々はパンクバンドとしてデビューしている。THE MAD CAPSULE MARKETSと改名する前は、BERRIE(ベリー)という名前で活動し、レッドホッドチリペッパーズの日本公演の前座も務めた。結成当初のサウンドはスターリンなどの影響を受けたパンクロック色が強く、ファッションもパンクスであった。

まだパンク色の強かった、インディーズ時代に発表したアルバム「HUMANITY」から「HUMANITY」を紹介。

▼THE MAD CAPSULE MARKETS – HUMANITY

90年代後半からはパンク色が薄くなり、ストリート色が強くなっていった。ファッションスタイルにもストリートカルチャーを取り入れ、多くの若者のカリスマ的存在となった。

 

OSC-DIS について

OSC-DISは1999年にリリースされた8thアルバムである。6thアルバム「4 PLUGS」に収録された「神歌 KAMI-UTA」で確立した、THE MAD CAPSULE MARKETSのデジタルロックというスタイルを完全なるオリジナリティへと昇華させたアルバムなのではないだろうか。

これぞMADのデジタルロックとも言える3曲目の「PULSE」、疾走感のあるストレートなバンドサウンドがテンションを上げる6曲目の「ALL THE TIME IN SUNNY BEACH」、イントロとサビのえげつない緩急を武器に攻めたてる「ISLAND」などTHE MAD CAPSULE MARKETSの魅力がつまったアルバムになっている。

カラオケに行って、MADを知らない人の前でISLANDを歌うとサビでだいたい引かれるので気を付けてね。

このころから、フィギュア付きシングルをリリースしたり、バンドのキャラクターフィギュアをメディコムトイから発売するなど、CGを多用した独創的なアートワークでもストリートに大きな影響を与えた。

収録曲一覧

1. TRIBE
2. OUT/DEFINITION
3. PULSE
4. MULTIPLIES
5. MOB TRACK
6. ALL THE TIME IN SUNNY BEACH
7. ISLAND
8. RESTART!
9. JAG
10. STEP INTO YOURSELF
11. GOOD GIRL
12. MIDI SURF

▼3曲目 – PULSE

 

▼6曲目 – ALL THE TIME IN SUNNY BEACH

 

▼7曲目 – ISLAND

 

まとめ

今回は、音楽性だけでなくアートワーク・ファッションにおいても独創的な視点で常に新しいものを生み出しながら世界レベルで最前線を走り続けていたTHE MAD CAPSULE MARKETを紹介してきた。解散から既に11年経っているがこれほど世界で活躍できるモンスターバンドは多く存在しないであろうと思う。

解散から時間が経っているから知らない、知られていないじゃ勿体ないし悲しい。カッコイイバンドは過去に沢山存在する。大好きなバンドのルーツも調べてみてくれたら嬉しいなと思います。

おまけ。

THE MAD CAPSULE MARKETのデジタルロックが始まったのではないかなと思われる重要な曲。「神歌 KAMI-UTA」を紹介。日本のロックの歴史が変わった瞬間を是非。

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