本サイトでも紹介しているバンド「浅草ジンタ」。

「ハードマーチ (デスマーチ)」という音楽を根底に「ネオジンタ(Japanese hard march, polka, waltz)」、「エジャニカ」という独自の音楽ジャンルを創り上げ、浅草を拠点に世界規模で活躍しているバンドです。

そもそも「ハードマーチ (デスマーチ)って何?」

って方もいるかもしれませんが、今回はここに焦点をあてていきます。

ハードマーチ (デスマーチ)とは、浅草ジンタのボーカルである「ダイナマイト和尚さん(現:オショウさん)」が所属していた「デスマーチ艦隊」というバンドが創った音楽です。いあ、具体的になんなのさ?という所を、デスマーチ艦隊の「天国と地獄~愛と真実の自爆弾~」を紹介しながら話していきます。

これは、マッハマーチジャポニカ → 百怪の行列 → 浅草ジンタと形を変えながら、活動をしているダイナマイト和尚さんのお話だったりもします。

 

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「天国と地獄~愛と真実の自爆弾~」導入動画

天国と地獄~愛と真実の自爆弾~から「エレクトロ百鬼夜行」を紹介します。

日本では運動会のかけっこの曲としてなじみが深い、地獄のオルフェというオペレッタをアレンジした曲です。

このように基本的には既にある曲をアレンジしているのがハードマーチ(デスマーチ)の特徴です。

 

「デスマーチ艦隊」について

メンバー

7人の人間と1匹の犬(画像右上)で構成されています。本物の犬もメンバーに入れてしまう素晴らしさたるやね…。

  • ダイナマイト和尚さん (Vo & W Bomb)
  • 田中先生さん (Drum Machinegun)
  • ヤバ丸さん (Dead Phone)
  • シンヤ午前二時さん (うしみつGuitar)
  • スギターパンさん (Alto汽笛)
  • 酔いケンさん (Jet Guitar)
  • 阿飛博士さん (葬音研究所)
  • スモッキンくん (お犬リーダー)

 

「デスマーチ艦隊」概要

デスマーチ艦隊は、1996年に結成されたハードマーチ (デスマーチ)バンドです。

ライブで花火を撃ち、小麦粉をぶちまけ、アンプを破壊し、股間を露出し、衝動のまま暴れまわった結果、数多くのライブハウスから出禁をくらいました。それにも関わらず、1997年にテイチクからまさかのメジャーデビュー。

メジャーデビュー後もその姿勢は変わらず、ピー音が入る曲ばかり作って…過激なパフォーマンスを続けて….の結果、テイチクが「義務教育からやり直しさせます」と衝撃的な声明を発表。

義務教育を受けたメンバーは、なぜか全員が白塗りになり、衣装も軍服や鼓笛隊に統一。お犬リーダーとして、本物の犬であるスモッキン君がメンバーに参加するというぶっ飛んだ形で戻ってきました。

とは言え本質が変わるわけもなく、その後もその勢いのまま突っ走り、1999年に武蔵野美術大学の学園祭で2000人のファンの前で自爆(解散)。デスマーチ艦隊は伝説となりました。

 

ハードマーチ (デスマーチ) とは

ハードマーチ (デスマーチ)を簡単に表すと「世界中に溢れているマーチ(行進曲)などをパンク化したもの」になります。

パンク、ガレージ、ジャズ、サイコビリー、スカなどのジャンル昇華し、マーチを高速にアレンジ。そこに独自の歌詞をつける事で創られる世界唯一のジャンルです。スカはもちろん、ポルカやフォルクローレといった民族音楽も既にパンクと融合してしまっていた時代。マーチとパンクの融合は誰も形にできないだろうという考えから始まったそうです。

雰囲気としてはサイコビリーに近いのですが、和風テイスト・日本のトラディショナルを大切にすることで日本独特のオリジナリティを表現しています。そして、日本のマーチと言えば「軍歌」。ハードマーチ(デスマーチ)はこの軍歌をメインに扱って武器にしています。

このようなことから、右寄りなの?って感じてしまう方もいるかもしれませんが、そういう訳ではありません。勢いでバンドを結成したことで、メンバーに音楽的知識がなかったことから既存の曲をアレンジするという手法を選んだのです。ただ、メンバーの大部分が美術系大学の出だったことから何かを創造する力はとても強く、音楽的基礎が無いことが逆に新しいジャンルを創りあげる要因となりました。

今回紹介するアルバムに収録されている「筋肉マシーン」は「おおスザンナ」の曲に乗せて「鍛えろ筋肉」と言っているだけだったり、「父と娘と3時のおやつ行進曲」では文明堂の「カステラ1番、電話は2番」の曲と歌詞を使用して文明堂に怒られたり、考えているのかいないのか、凡人には思いつかないような事を「勢い」という言葉だけで実践できていたのはそんなメンバーだからこそかもしれません。

 

デスマーチ艦隊解散(自爆)後

デスマーチ艦隊解散後、ダイナマイト和尚さんとシンヤ午前二時さんはデスマーチ艦隊時代に交流のあった「テンタクルーズ交競楽団」と共に「マッハマーチジャポニカ」を結成。その1年後には、「百怪ノ行列」と形を変え浅草を拠点に活動を開始します。

デビューアルバムとなった「今日は凶です恐怖です!」は、デズマーチ艦隊の武器であったハードマーチがさらに進化し、マーチングバンドの明るさが加わった名盤となっています。その後更に2枚のアルバムをリリースした後、笑点の水色の着物でおなじみの「三遊亭小遊三」師匠に「浅草ジンタ」と命名してもらい改名。同時にロックバンドとして初となる落語芸術協会の客員になります。その繋がりもあり笑点でライブを実施したりしています。

今や世界規模で活躍する浅草ジンタ。

デスマーチ艦隊の生み出したハードマーチが世界で鳴り始めました。

 

「天国と地獄~愛と真実の自爆弾~」について

天国と地獄~愛と真実の自爆弾~はデスマーチ艦隊のベストアルバム(厳選選曲集)です。

シングルリリースされた「荒波越えて」「いろいろあるけどラララのラ」なども収録され、まさにデスマーチ艦隊の美味しいどこ取りといった1枚になっています。

デスマーチ艦隊をこれから聴く人も、既にファンの人にもおすすめです。

 

4曲目「労働軍神」

 

12曲目「いろいろあるけどラララのラ」

 

16曲目「自爆弾」

▼収録曲一覧

1. 魂叫
2. エレクトロ百鬼夜行
3. ピクニックに行くニック
4. 労働軍神
5. いけにえ
6. 父と娘と3時のおやつ行進曲
7. 荒波越えて
8. ズガイコツ骨折
9. 超高速戦車(ウイリアムテル)
10. ユーレイがヨーデル
11. 道徳防衛軍
12. いろいろあるけどラララのラ
13. 筋肉マシーン
14. 燃えろよ燃えろ
15. 生まれてこのかた
16. 自爆弾
17. 椿
18. 死神艦隊
19. デスマーチ艦隊のテーマ
20. 毒キノコ会
21. ヒーワンツハンバーガープリーズ

 

まとめ

既存ジャンルに飛び込むのではなく、マーチという大衆的な音楽を独自の音楽に昇華し、ハードマーチという比類ない音楽を世界に撃ち込んだデスマーチ艦隊。

デスマーチ艦隊は自爆しましたが、ダイナマイト和尚さん、シンヤ午前二時さんと共に、マッハパーチジャポニカ→百怪ノ行列→浅草ジンタと形を変えながらハードマーチは世界で鳴らされ続けています。

 

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