代のパンククイーン「Brody Dalle (ブロディ・ドール)」をご存知でしょうか。

「THE DISTILLERS(ザ・ディスティラーズ)」のボーカルとしてパンクシーンに登場して約20年。今やRolloimg Stones誌のグラビアを飾るなどパンクシーンの中心で活躍している人物です。

とりあえず、このブロディ姉さん。女性なのにパンクスっぷりが半端ない。まず、なによりも見た目が凶悪でカッコイイ。

もちろん、パンクロックに限らずどんなジャンルでも「男性だから、女性だから」で話をするのはナンセンスだと分かっているのですが。個人的に、あくまで個人的に、本格的に振り切った女性パンクロッカーに特別なカッコよさを感じるのです。

とりあえずこの格好良さを共有したい。という訳で今回はブロディ姉さんが一番パンクだったTHE DISTILLERS時代の3rdアルバム「Coral Fang」を紹介していこうと思います。

「可愛くロックなんかしたくない!」

「ぬるいパンクスになんかなりたくない!」

と思っているそこの彼女。どうせならここまで振り切ってみませんか?

ちなみにRolling Stones誌のグラビアを飾った時のブロディ姉さんはこちらです。そうそうたるメンバーの中にいますね。

 

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「Coral Fang」導入動画

Coral Fangの中から「Drain the Blood」を紹介します。

まず、やっぱり注目してほしいのはブロディ姉さんの凶悪な見た目。さすが姉さんは媚びてません。

そして、静かなイントロに風穴を開けるようにシャウトする歌声とゴリゴリのパンクサウンドがカッコイイんです。

この歌声を聴いただけでも、ブロディ姉さんのパンクスとしての振り切れっぷりが分かるのではないでしょうか。言葉だけじゃきっと伝わらないブロディ姉さんのパンクっぷりを感じてみてください。

 

「THE DISTILLERS」について

メンバー

結成当初はトリオ編成でしたが、メンバーチェンジを経てからは4人構成です。

THE DISTILLERS解散後もブロディ姉さんとトニー・ブラッドレー(Gt.)は一緒にバンドを組んでいましたが、その話は後ほど。

  • ブロディ・ドール (Vo. Gt.)
  • アンディ・グラネリ (Dr.)
  • ライアン・シン (Ba.)
  • トニー・ブラッドレー (Gt,)

 

「THE DISTILLERS」概要

THE DISTILLERSは、1998年にロサンゼルスで結成されたパンクバンドです。

身体の奥底からマシンガンのように吐き出されるハスキーな歌声と、ノイジーでドスの効いたメロディが特徴です。

1st、2ndアルバムは「Hellcat Records(RANDICのフロントマンであるティムがオーナーを務めているレコード会社)」からリリースされており、ティムがブロディ姉さんの元旦那であることからティムのおかげで売れたんじゃないかという声も聞いたりします。

しかし、彼らはアルバム制作においてティムとは一線を引いていました。地道なライブ活動を続け、パンクイベントの代名詞である「WARPED TOUR」へ参戦。ブロディ姉さんの唯一無二の存在感がバンドの知名度を押し上げました。

しかし、2ndアルバムリリース後にブロディ姉さんとティムは離婚。2003年に最後のアルバムとなる「Coral Fang」をリリースし2006年に解散しました。

 

ブロディ姉さんのその後

THE DISTILLERS解散後、ブロディ姉さんとトニー・ブラッドレー(Gt.)は、元レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジャック・アイアンズを誘って「Spinnerette(スピナレット)」というバンドを結成します。

しかし、2009年に1stアルバム「A Prescription for Mankind」をリリースするも翌年には解散。このバンドはアルバム1枚のリリースをもって終了となってしまいました。

曲を聴いてもらうとわかるのですがTHE DISTILLERS時代に比べてロック色が強くなり、ブロディ姉さんの歌声が綺麗になっています。そして、THE DISTILLERS時代のシャウトする声をここぞという時に必殺技として使うスタイルがむちゃくちゃカッコイイのです。

 

▼Spinnerette – Ghetto Love

Spinnerette解散後はソロアーティストとして活動を開始し、2014年に初のソロアルバム「Diploid Love」をリリース。

THE DISTILLERS、Spinneretteの頃と比べて見た目や音のパンク色こそ薄くなりましたが、両バンドの経験を芯として創られたパンクロックはやはり素晴らしく、必聴の1枚です。

余談ですが、ブロディ姉さんはRANCIDのティムと別れたあとアメリカのロックバンド「Queens of the Stone Age (クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)」のジョシュと再婚し子供が誕生しました。この時は既にお母さん。こんなお母さんたまりません。

 

▼Brody Dalle – Don’t Mess With Me

カート・コバーン(NIRVANA)の奥さんとして有名な「コートニー・ラブ(hole)」と歌声が似ていることから、第2のコートニーと取り上げられる事も多いブロディ姉さん。

メジャーシーンで活躍する機会が増えたことで一部からは「セレブパンク」と酷評されることもありますが、パンクシーンの第一線で20年活躍してきた事実がある以上そんな評価は無意味なものに感じます

 

「Coral Fang」について

Coral Fangは2003年にリリースされたTHE DISTILLERSの3rdアルバムであり、FOO FIGHTERSなどをプロデュースしているギルノートンとタッグを組んで制作されています。

1st、2nd時は「粗削りで迫力のあるパンクサウンド」を武器にしていましたが、本作からは「良質なメロディ」を武器にしています。その結果生まれたミドルテンポの楽曲達がバンドに重厚さをもたらしました。今まではシャウトメインだったブロディ姉さんの歌声も本作からメロディアスになり、THE DISTILLERS以降の活動に繋がっていく1枚になっています。

シングルカットされている「The Hunger」は彼らの変化を顕著に表した1曲だと思います。ただ、より激しい音がお好きな方は1stを聴いてみてください。

 

3曲目「Die On A Rope」

 

5曲目「Coral Fang」

 

6曲目「The Hunger」

 

▼収録曲一覧

1. Drain The Blood
2. Dismantle Me
3. Die On A Rope
4. The Gallow Is God
5. Coral Fang
6. The Hunger
7. Hall Of Mirrors
8. Beat Your Heart Out
9. Love Is Paranoid
10. For Tonight You’re Only Here To Know
11. Deathsex

 

まとめ

結婚し、離婚し、母となったブロディ姉さん。様々な経験をしながらも、20年間パンクロッカーとしての芯は一切ぶれていません。

こんか格好いいパンククイーンはなかなかいないのではないでしょうか。どうせパンクスを目指すならここまで振り切ってみてはどうでしょう。

 

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1 Comment

  1. 日本にもan tokikoという女性パンクの先駆者がいました。
    彼女は音楽にとどまらず、根っからのパンクロッカーだったため、過激な理由で1枚のアルバムを残して業界から身を消しました。

コメント待ってます。